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村上春樹の名古屋の描き方@「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」

皆さん、御機嫌よう…

さて、最近は精力的に本を読むことに時間を使っておりますが

やっと、この本にたどりつき、読むことができました…。

「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」

 

Img_1251

そう、皆さんもご存じ、村上春樹さんの新作です…。

発売から7日で100万部突破ともう社会現象に

なっていますね!


実は、今回の作品は…

なんと我が 「名古屋」 が舞台になっているんです!!

世界的な作家に取り上げてもらえるなんて光栄であります(笑)

内容は、名古屋から上京した主人公が、高校時代の

仲間たちから絶縁され、その理由を知るために仲間を

訪ね歩く物語であります…。

何故?名古屋が舞台であったのかと巷では話題に

なっておりますが…

読んでみると名古屋が舞台とはいえ村上春樹の描く名古屋は、

この本では、およそ土地の固有性というものを欠いて表現

しています…

Img_1300

名古屋城も、テレビ塔も、熱田神宮も出てこない。

また、きしめんも、青柳ういろうも出てこない。

土地の記述らしきものが出てくるのは、

「知多半島まで泳ぎに行ったり」(p6) という一行にすぎない。

そして、友人たちはみな標準語を話している。

ランドマークも、土地の名産も、方言も無縁な都市、名古屋。

それは、置き換え可能な地方の大都市の一つにすぎない。

その一方で、友人たちの動向はやけに詳しかったりする。

Img_1301

上の文章のように、これが四人の友人たちの色である…

地域や家族の関係と結びついた学歴によって個人が

規定される社会。

つまり、「名古屋」とは日本のことを表現しているのかなと…。

明らかに、著者は自らの日本における存在を、名古屋に

おける田崎つくるの存在に置き換えているのでは

ないでしょうか…

色を持たない、無国籍な存在となりながらも、こうして日本で

日本語の本を出し続けるしかない存在、それが村上春樹の

特異性なのかも知れない…。

それにしても、作中では、「名古屋は規模からいえば

日本でも有数の大都会だが、同時に狭い街でもある。

人は多く、産業も盛んで、ものは豊富だが、選択肢は意外と

少ない」という台詞だったり、「文化的な面をとりあげれば、

東京に比べてうすらでかい地方都市という印象は否めない」

という文章が登場。

それでも大学進学時に名古屋に残ることを選んだ友人たちに

ついて「それぞれに進む大学のレベルを一段階落として」と

書くなど、“あえて”名古屋を選択する名古屋人気質に

ついても言及しているともいえるだろう。

このあたりは、名古屋人気質を理解しているなぁと思う。

それしても、小説には…

「レクサスのショールームは名古屋城に近い

静かな一画にあった。」 

→ 名古屋市東区の『レクサス高岳』

だったり、「ガラス張りのモダンな商業ビル」 

→ 名古屋駅前のルーセントタワー

名古屋が登場する…。

そいえば2004年に出版された共著

『東京するめクラブ 地球のはぐれ方』

 

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ゆる~いコンセプトの元に村上春樹が立ち上げた

「東京するめクラブ」

このクラブは、 村上春樹が隊長となり、「アンアン」

「クロワッサン」等で活躍した伝説のスタイリスト、

吉本由美さんとアート・デザイン編集の鬼才、筑紫響一さん

の二人が隊員となって、(実は仲良し三人組^^)旅に出て、

旅先でなにか面白い事をしよう、というものですが…

「東京するめクラブ」記念すべき第一回の取材先は、

まさに名古屋。

「魔都、名古屋に挑む」でした…。

名古屋について「大都市でありながら、どこかしら異界に

直結している」として「魔都」と名付け、

「物語性を拒否した場所」とつづっていました。

今回の作品も名古屋を面白い町と着眼し、構想を温めて

いたのでしょうね…(笑)




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コメント

なんかダサいね。

投稿: nakano | 2013年5月12日 (日) 00時26分

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