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忍者という「戦国のサラリーマン」@梟の城

最近、余暇の時間になかなか今までできなかった事を

取り戻しているといいましょうか・・・。

先日も、各民放BSにて映画祭りのように1980~1990年

に上映された所謂、大作なる映画が放映されていました。

確かに、自分にとってもこの時代は、横道それず、ひたすら

家族のために仕事してきた時間であり、映画などゆっくり

観ている時間はなかったような・・・。

最近、やっとといいましょうか余暇の時間がとれるようになり、

休日なんぞは取り戻すべく昔の映画を観たり、趣味に講じる

時間を作っています(笑)

先日、録画して観た映画は、たまたま最近、通勤の際に

読んだ本が原作の映画・・・

Img7543

司馬遼太郎さんの「梟の城」(フクロウの城)であります・・・。

この本は1960年に「直木賞」を受賞しています。

それまで新聞記者であった司馬が作家となる契機となった作品で

初期の作品は多くの忍者小説を手がけていたんですね。

独自の歴史解釈を交えた後年の歴史小説群とはかなり

趣の異なった作品で、組織のなかで生き、豊臣秀吉の暗殺を狙う

葛籠重蔵と、伊賀を捨て武士として立身出世しようとする

風間五平の2人の生き様を描いています・・・

徳川家康や服部半蔵石川五右衛門など、実在人物も巧みに

配置されています。忍者同士のアクションシーンの描写が

評価され、1963年(昭和38年)、1999年(平成11年)の2度に

わたり映画化されております。

また、1973年に司馬作品の『国盗り物語』が大河ドラマ化された

際には、原作の一部ともなったとか・・・

この頃、忍者ブームが起こったのですが、この本がきっかけに

なったという説もあるほどらしい。

先日、観たのは・・・

1999年に上映され名匠・篠田正浩が映画化し、中井貴一さんが

主演した「梟の城」

Premodernjapan21

最初に、司馬遼太郎に捧ぐ―のクレジットで映画は始まり原作を

大切にしている姿勢がうかがえて何となく安心します・・・

内容は戦国末期、織田信長に滅ぼされた伊賀忍者の

残党葛篭重蔵は、かつての師匠から豊臣秀吉暗殺の

密命を受ける。    同じ伊賀忍者ながら今は豊臣方の家臣となり、

武士としての出世を望む風間五平との対決を主軸に、

2人のくノ一小萩と木さるとのラブストーリーをはさみながら、

裏切り、謀略、そして石川五右衛門の釜ゆで刑まで加わって、

盛りだくさんの展開が繰り広げられていくというものです。

やや欲張りすぎてテーマが不鮮明になった感はありましたが

CGによって再現された豪華な襖絵などの桃山美術は、

デジタル時代の新たな時代劇に向けて一石を投じたもの

になったんではなかろうかと・・・

司馬の描く忍者は単なる勧善懲悪や冒険活劇のヒーロー

ではありません・・・

戦国という時代において歴史的意味をもった存在として

描かれています。すなわち、武士のように「土地」と引き換えに

主人に忠義を尽くす封建的存在ではなく、自己の技術を「銭」で

売る新時代の商品経済的存在であるのです。

この作品の時代は、まさに時は高度成長前夜、サラリーマンが

社会の主軸となっていく時代に、忍者という戦国の

「サラリーマン」をうまく重ねた上質な大衆娯楽だなと本、映画を

通じて感慨深く思った次第であります・・・。









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